AI時代を生き抜く子どもを育てる──まだ話せない1歳息子と“感じる力”を育む方法
AIが急速に進化している今、
「子どもにはどんな力を育てればいいのだろう?」と感じる親も多いのではないでしょうか。
私自身、会社員としてAIツールに触れる機会が増える中で、最近特に意識しているのが“感じて考える力”です。
そんなときに出会ったのが、脳科学者・黒川伊保子さんのインタビュー(コクリコ by 講談社)。
記事では、「AIには感情がない。だからこそ、人間らしさ=感情の豊かさを育てることが大切」と語られていました。
言葉がまだ話せない1歳の息子との毎日。
私なりに“感じる力”を育てるために意識していることを、今日は3つ紹介します。
① 表情で「気持ちに名前をつける」
まだ言葉を話せない息子でも、感情は全身で表現しています。
嬉しいときの笑顔、悔しいときの泣き顔、びっくりしたときの目の動き。
そんなときに、私はできるだけ言葉を添えるようにしています。
「びっくりしたね」
「楽しいね」
「残念だったね」
気持ちに言葉をのせることで、息子の中に“感情のラベル”が少しずつ積み上がっていくような気がします。
これは、黒川さんの言う「感情の経験を豊かにする」ことにもつながっているのかもしれません。
② 無理に教えない。見守る
親としてはつい「こうしたほうがいい」と先回りして教えたくなりますが、
あえて見守ることも大事にしています。
たとえば、ブロックを積むとき。
倒れて泣きそうになっても、すぐに手を出さずに見守る。
しばらくしてもう一度チャレンジして成功したときの、誇らしげな表情がたまりません。
「失敗も感情を育てる経験のひとつ」と考えると、子どもとの関わり方が少し楽になります。
③ 一緒に“感じる時間”をつくる
最後に意識しているのが、“共感の時間”を持つこと。
息子が好きな絵本を読んで「かわいいね」と笑い合ったり、
ベランダから空を見て「きれいだね」と声をかけたり。
特別なことをしなくても、同じものを見て、同じ気持ちを共有するだけで、
子どもの心はしっかりと育っていく気がします。
まとめ:AIにはできない「感じる力」を育てよう
AIがどれだけ進化しても、“感情を感じる力”は人間だけのもの。
その力は、日々の小さなやりとりの中で育まれていきます。
まだ話せない1歳の息子との毎日。
泣いたり笑ったり、そんな瞬間を大切にすることが、
AI時代を生き抜く“人間らしさ”を育てる一歩なのかもしれません。
